上原塾


第4回 下肢~股関節

第4回 下肢~股関節の指標

DRTの足全体のなかの「股関節」の見方をやっていきます。
患者さんの訴える主訴のほんとうの問題を見極めるためにこの指標を使ってください。

下肢~股関節の指標

下肢~股関節の指標 後半

今回のモデルさんはなんと左からのDRTを施しました。超レアです!


第4回 質問回答


左からのDRTってそんなにレアですか?



股関節痛の自宅での運動指導について



ティッシュプルをやるときの手の皮膚への接地面



その他の質問

質問1

昇降ベッドの使い方のポイントを教えてください。

回答1


昇降ベッドを使っている先生は、ベッドの高さをうつ伏せの患者さんの上部胸椎の位置が自分のASISよりも上に来ないように
してください。

私もいろいろ試していますがASISより上に来てしまうと術者の身体に負担がかかります。
低すぎてもだめ高すぎてもダメです。

高すぎないようにするためにはASISより

低い位置に患者の上部頸椎を合わせること。

ここがポイントです。



そしてもう1つのポイントは患者さんの手の位置です。

手を置く台がある場合は出来るだけ手を前のほうに

置くようにしてもらってください。



そうすることで背中全体が緩んだ状態になります。

質問2


上原先生、いつも熱心でわかりやすい 説明ありがとうございます。


ものすごく勉強になります。

続いて質問があります。 よろしくお願いします。

DRTの背骨を揺らして調整する時のポイント、
コツは背骨を揺らすことで背骨の固さをとる、
背骨を柔らかくしていくという認識、
感覚で背骨を揺らしていけばいいのでしょうか。

背骨の歪みが酷い人ほど背骨が固くなり、
背骨の歪みが軽い人ほど背骨が柔らかいという認識、
理解でよろしいでしょうか?

DRTの施術では、背骨の固いところがあったら、
その固いところを重点的に背骨を揺らしていくことで
柔らかくしていけばいいのでしょうか。

背骨の固いところがなくなればなるほど
背骨が 良い状態になっている、患者様の
症状が良くなっている と判断してよろしいでしょうか。

上原先生は患者様の背骨を揺らしながら どういう感覚、
判断で施術がうまくいったかどうか を判断しているのでしょうか。

やはり背骨を揺らしながら患者様の 背骨の固さを手の感触で把握して
患者様の状態を判断されているのですか。

上原先生の背骨を揺らしている時の感覚を教えてください。

回答2

先生のおっしゃるとおりです。 良くご理解されていると思います。 私の手の感覚を言葉で表すのはとても難しいのですが 過去のティッシュプルしている映像で私の手の動きを 見ていただくのが一番良いはずです。

質問3

圧痛による各指標の検査ですが、患者さんが何回でも
施術に来られるたびにその時の硬さを記憶して、
それより前の施術時の硬さと比べているのですか?

回答3

沢山の患者様が来られるのでそれぞれの筋肉の硬さを
正確に覚えるのは困難です。
私の場合は施術後の状態をカルテに記入しておきます。
硬さを比べるのではなく圧痛の変化を見ます。

質問4

 
股関節の軟骨が擦り減って痛い方にも、痛さは和らぎますか?
 

回答4

痛さはその場は和らぎますが、損傷度合いによっては時間がかかります。
肩こりや腰痛のようにはいきません。

継続すればよくなる場合もあるし骨の損傷度合によって良く
ならない場合もあります。

良くならない場合とは人工関節の手術を
勧められているような場合です。

逆に人工関節の手術をしても良くならない 股関節痛が良くなった事もあります。

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